先日
『 Gamification ( ゲーミフィケーション )』
という言葉をはじめて耳にしました。
Gamificationとは、
プレイヤーを楽しませ、没頭させるためにゲームで使われているテクニック・要素
のことであり、
それをゲーム以外のところにも応用させる考え方です。
わかりやすいところで言えば、
町内会やショッピングモールでやっている福引なんかそうです。
10枚集めると1回福引できるチケットを買物時に発行すると
手元に9枚のときに
『あと500円分なにか買えば福引できる!』
『どうせいつか買うんだから、いま買っちゃえ!』
と追加購入を促すことができます。
ある回転ずし屋さんでは
『○皿食べたらグッズプレゼント』
みたいな企画もしているみたいで
これもGamificationの一例です。
こういう消費者を楽しませるような技術や考え方を
体系的にビジネスに取り入れる動きは
アメリカではすでに一般的になりつつあるようです。
一方日本では、『Gamification』という言葉は
半年くらい前に上陸したみたいです。
この『Gamification』という考え方、
アプリにもいろいろ応用ができそうなので
ちょっと調べてみることにしました。
以下、メモです。
≪Gamificationの要素≫
・成長
ユーザーは次々と新しい体験を得ていくことが必要。
・変化
ユーザーの成長に合わせてコンテンツも変化していく。
・可視化
ユーザーは成長の度合いを見ることができる。
ポイント獲得、レベルアップなど。
・喜び
様々な体験を通してユーザーの感情に働きかける。
・ソーシャル性
他のユーザーと協力、競争、共有。
≪Gamificationの活用例≫
・Foursquare
・バッチ獲得、メイヤー獲得
・ユーザー間の競争をあおることでログイン率UP
・Facebook
・いいねボタンもGamificationの一例
・epicwin
・TODOリストをRPG風に管理
・club psych
Gamificationの要素を取り入れたことで
再訪問率が40%UP、PVは100%UPしたそうです。
≪参考URL≫
・Gamification
株式会社ゆめみが運営するGamificationのサイト。
事例紹介なども豊富。
・【GDC2011】ゲーミフィケーション、明日から使える60のハウツー
世界的にも注目が高まっているのが感じ取れます。
このスライド欲しいな~
・ゲームで社会をよくする「ゲーミフィケーション」
節電ゲームとかいいですね。
・ゲーミフィケーションに関するリソース集
動画もあります。最初の動画、ぜひ見てください。
(日本語字幕も選択できます)
『飢餓や貧困や国際紛争をなくそうと思うなら
少なくも週210億時間のゲームプレイが必要なのです』
≪所感≫
最近のソーシャルゲームは
このGamificationの考え方を取り入れて上手く作られていると思います。
モ○ゲーの怪盗○ワイヤルとか100万人の信○の野望とか、
Mi○iの○ンシャイン牧場とかハッピーアク○リウムとか。
レベルアップすることで新しいステージに進めたり
アイテムを手に入れることができたり、
また他のユーザーに負けたくない気持ちで
ついついログインしてしまったり。
これ、どんだけの人の時間を吸い取ってるんだろう・・・
と思ったことがあります。
ちなみに(うろ覚えですが)、
ソーシャルゲームをプレイする人たち全体の数日のプレイ時間で
パナマ運河建設にかかった人月工数を超えるんだそうです。
このゲーム時間、すげーもったいないなぁと思ってたんですけど、
上手く良い方向に活用できればいいんですね。
ゲームをすることで世界貢献ができるような仕組みが作れれば、
たしかに世界はよりよい方向に動いていく気がします。
そういえば近所の図書館で
『読書マラソン』というのを子供向けにやっていたな。
あれもGamificationの好例ですね。
さて、じゃあどうアプリに取り入れようかしら。
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